レビュー
Takmaaaaani24

Takmaaaaani24

3 years ago

3.5


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野獣死すべし

映画 ・ 1980

平均 3.3

2015.06.29 *映像依存症患者の映画日記* 017 駿兄ィ、最近やっと観たよ。ごめんよ、10年待たせてしまって。そして思ったよ。10年前に観ておきたかった…って。 ※個人へのコメントです。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 『野獣死すべし』 (1980年/日 監督:村川透) 松田優作のあまりに有名なあまりに偉大な日本映画。私のような若輩者が語るもおこがましいし、というかすでに語りつくされているが故に、語ってはいけない雰囲気を持つ映画…いや、僕は語っているワケでなくただ「観たよ」の感想を誰に頼まれるでもなくただただ覚書のひとつとしてネットにあげているワケで、このレビューがために何か映画業界にカンケーしたいとも思っているワケでもなく、映画はただ観て楽しみたいなぁとずっと考えているだけの"映像依存症"患者であり…て、俺は何に怯えているのだw この映画は、人間が「恐怖」と感じるものと、それを克服した、あるいは超越した時、人間の殻を破って「何か」に変身する様を、松田優作という憑代(よりしろ)を通して描かれた残酷で美しい御伽噺です。どのシーン、カットもすごく生々しい。当時の角川映画が成績好調で制作陣も盛り上がっていたのもありますが、松田優作というひとりの俳優の執念によって映画がフィルムや記録などの物理的「物体」的側面を飛び越え、語り継ぐべき類まれな「伝説」となりえた実例がここに存在しています。 この映画に関する数々の逸話(刑事に「リップ・ヴァン・ウィンクル」の話をする時、まったくまばたきをしないとか、役作りのために激痩せして、さらに奥歯を抜いたとか)は有名なので、此処には書きませんが、興味のある方は調べてみてください。 あとは、間違ってもこの伝説を現代の俳優でリメイクしようだなんて思うお馬鹿なプロデューサーがいないようにと切に願うばかりです。