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レビュー
てっぺい
4 years ago
カメラを止めるな!リモート大作戦!
映画 · 2020
見ている最中
【リモート映画】 スタッフ・キャスト全員一度も会わずに制作した完全リモート映画。なるほどなアイデアやオンラインあるあるが詰まった、カメ止めスタッフならではの構成。溢れる映画愛や現状への憂いも響く、今のご時世に元気をくれる一本。 ◆概要 2020年5月1日公開。完全リモートで制作した「カメラを止めるな!」スピンオフ短編映画。 監督:上田慎一郎 キャスト:濱津隆之、真魚、しゅはまはるみ、どんぐり ◆ストーリー 新型ウイルスの感染拡大で外出自粛を余儀なくされている日本。自宅待機中の映像ディレクター・日暮の元にプロデューサーから「スタッフキャスト全員、自宅から一歩も出ず、一度も会わず、完全リモートで番組制作を」と依頼が入る。 ◆感想 まさに今だからこその作品。リモート撮影ならではのアイデアが詰まっているし、何より上田監督の映画愛や、現状への憂いが伝わってくる。カメ止めを見た事がある人なら、各キャラ設定もしっかり活きたスピンオフとして、軽い気持ちで楽しめるはず。 ◆リモート撮影 テレビでも毎日見るようになったZOOM映像。それをそのまま使う今だからこその発想。冒頭のどんぐりの寄りすぎ映像、自撮りに指が入っていたり、自撮りあるあるもしっかり押さえるあたりの周到さ。“映画は時代を反映する”言葉の通り、何年後かに今の時代を懐かしむイメージが湧くような映像だった。そして、“こちょこちょ”という接点で映像と映像を繋ぎ、手袋を使う事で手の違和感をなくす、思いつきそうで思いつかないアイデアに唸らされる。さらには、カメラを止めるな同様、予算のない映画を作る”B級”の内容設定。このB級映画感を逆手に取ることで、映画のクオリティへの違和感を中和出来るわけで、これもカメ止めスタッフならではの映画の昇華手法だったように思える。 ◆映画愛 ミニシアターへの基金のために作ったというこの映画の背景、もうそれだけで監督・スタッフの映画愛が溢れてる。劇中、”映画館で映画を見たい”という監督娘のセリフ、その娘の背後に貼ってある“SAVE the CINEMA”の貼り紙。至る所に映画愛を感じる作品でした。迷う事なく、この後基金のクラウドファンディングのサイトに進もうと思います!ではまた現場で! ◆トリビア 本作はクラウドファンディング「ミニシアター・エイド基金」に上田監督やキャストからのメッセージ動画などの特定映像を提供する前提で企画された。(https://youtu.be/HTk2wqBxVfY)
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