レビュー
気持ちの良い作品でした。 黒人でも白人でもおデブちゃんでもおばさんでも関係ないから、歌って踊ろう。おデブちゃんの話が人種差別という社会派の話までに発展するとは思わなかったが、そんなことはお構い無しの底抜けに明るい素敵なストーリーだった。 今は人と違うのがいいんだとそんなセリフがある。これは自分のスタイルに自信がないお母さんに向かって言うセリフで、とても気に入った。自分のスタイルに気に病むことなんてない。肌の色なんて関係ない。差別するなんて古いと笑い飛ばし、当時の問題を現代風に明るく風刺していて、面白かった。まぁ、時代設定は半世紀前だが。 セリフよりもミュージカルシーンの方が多かったのではないだろうか。ひたすら歌って踊っていた。差別問題をこんなに明るく楽しく乗り越えて、笑いに変えたこの作品は、中々センセーショナルだったのではないだろうか。 こういう時期だからこそ、観たい作品だと思う。この作品を観た後だと、この現状も明るく楽しく乗り越えられるような気がしてくるから不思議だ。 しかし、ジョン・トラボルタの女装に違和感が全くなかった。なぜママを男にしたのか、なぜ彼をキャスティングしたのかは謎だ。まぁ、面白かったからいいか。
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