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レビュー
てる
3 years ago
ストロボ・エッジ
映画 · 2015
3.5
キラキラ映画も悪くないって思える数少ない作品。 この作品、何がいいって有村架純がめちゃくちゃ可愛い。見てるだけで癒される。それに、芝居も確かだ。安定している。下手なのは福士蒼汰くらいだ。 廣木監督のカット割りも潔くて好ましい。引きの画でワンシーンワンカット。観れる芝居はカットを割らずにみせる。やはり映画はこうでなくちゃと思う。ただ、ひきからのカットバックには妙な違和感があったけども。それはカメラマンとの相性だろうか。 全体的に満足のいく作品だったけども、福士蒼汰演じる蓮に感情移入できない。基本的に流されていく性格で主体性があまりない。ようやく、になこに気持ちが傾いたと思いきや、突然のガツガツぷり。その決め手ってなんぞや? でも、わかる。一途で見た目にも可愛い彼女が好きになるのもわかる。現在付き合ってる彼女はメンヘラ気味だし、そのままいけば泥沼になりかねない。一方、モデルとか家族とかの柵がない可愛い同級生の女の子に気持ちが傾くのもわかる。しかし、いやしかしだよ。そもそも、になこは蓮のどんなとこが好きなの? イケメンだから? イケメンだからでしょ? その大事な部分がこの作品には欠如している。 山田裕貴演じる拓海の方がよっぽど人間らしい。わざと嫌われるようなことをして、自分をふらせ、蓮の元に行くように背中を押す。そんなのバレバレで、くさすぎるけど、そのあまっちょくて、青臭いとこも可愛いではないか。こういういい奴ほど、少女マンガはふられるのである。 面白いんだけど、少女マンガのテイストも溢さない作品であった。個人的にはもの申したい部分もあるが、10代の少年少女にはこれくらいの不可解さを混ぜ混んだ方が親しみやすいのかもしれない。 おじさんになったなぁ。 いや、10代の頃からこの手の作品にもの申してたか。
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