レビュー
uboshito

uboshito

2 years ago

5.0


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謗法~運命を変える方法~

テレビ ・ 2020

平均 3.2

韓国エンタメ界の天才、ヨン・サンホ脚本による大傑作。物語展開はドキドキハラハラで目を離せず、キャストの演技も皆すばらしく、久々にドラマを堪能した(そしてその後、2周目も見た。なんと…1周目よりも評価が上がってしまったため評価のし直しをしたので視聴履歴もいいねしてもらったのもリセット…)。 何よりもすごいのはこの「世界観」。そもそも「韓国には呪いの神はいなかった。日本から100年前に持ち込まれた」というのが秀逸すぎる。そうか…韓国は「恨(はん)の文化」ではあるけれど、「呪い」に関してはなかったんだ、という驚き。そして日本には普通に呪い文化が大昔からあったという苦笑…そういうオカルト系の蘊蓄も学べて本当に脳が刺激されっぱなし。しかし本作では、単に「呪い」の話、オカルト話をやっているだけではない。しっかりとSNS社会に警鐘を鳴らしている。 なぜなら本作では「SNSの誹謗中傷=人々の呪い」と主張しているのだから。現代社会に降臨したスマホ&SNSによって、韓国社会には人々を傷つける「呪い」が蔓延した…。そうした明確なメッセージを、オカルトエンタメに仕立て上げた世界観で発信し続ける才能にはひれ伏すしかない。ヨン・サンホは、世界中のクリエイターの中で、本当に、確実に信頼ができる数少ない逸材。「新感染」にしても「地獄が呼んでいる」にしても全く外れない。「寄生獣」も今から楽しみで仕方がない。 日本のドラマの大半がまずキャストありきだったり、漫画原作ありきだったりする一方で、オリジナルでこれだけのテーマや主張を持って脚本が書ける才能(ヨン・サンホ)も出演キャストも優秀で、だからこそこれだけの一気見エンタメが制作できるというお手本のような作品。といって、OPでキャストのクレジットに「漢字」を入れるという遊びまでやっている。すごい…(漢字名は、本作における呪いの道具w)。 怖いのイヤだわ〜って人も多いとは思うけど、「パラサイト」の金持ちの方の娘役&「グローリー」の壮絶いじめ被害者役のチョン・ジソと、「シスターズ」でキ○ガイのラスボスを演じたオム・ジウォンの2人が主演っていうだけでも十分に見る価値アリだと思う。