レビュー
ジュネ

ジュネ

6 years ago

4.0


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バッドボーイズ フォー・ライフ

映画 ・ 2020

平均 3.4

2020年23本目はウィル・スミスとマーティン・ローレンスのタッグが久しぶりに復活、『バッドボーイズ フォーライフ』。 ------------------------------------------------------------ 前作からなんと16年もの歳月が経過し、今さら3が作られるとは思いもしませんでしたが、50代になっても二人の丁々発止のやり取りは変わらず流石だなと思います。二人ともまるで年齢を感じさせず、特に何年もスクリーンから遠ざかっていたマーティン・ローレンスの姿を目にすることができたのは嬉しかったですね。 ------------------------------------------------------------ アクションシーンにやたらとスローモーションを入れて大袈裟に演出したり、タイムラプスを多用したり、上空から意味もなく町の全景を捉える俯瞰ショットが出てきたりと、ド派手なマイケル・ベイらしさも顕在です。ところがカメラを無意味に左右に振り回す、回転させる名物「クソカメラ・ワーク」が今回は一切なく、非常に洗練されて見やすいアクションシーンの連発になっていたのは本当に驚きました。 ------------------------------------------------------------ この変化は脚本にも顕著です。メキシコ人を麻薬のイメージと結びつけ単純な悪役として扱うのは時代の潮流に合っておらず、最初は失望したんですけど、それがやがて「人生を見つめ直す」という本作のテーマと繋がっていくのが見事です。結末を踏まえると作品全体がアメリカとメキシコの関係をポジティブに描いているようでもあって、まさかマイケル・ベイ映画にこんなにグッと心を掴まれる日が来るとは。 ------------------------------------------------------------ しかも監督ったらちゃっかり結婚式のシーンにカメオ出演なんかしちゃってもうお茶目だな…って、えっ?本作の監督はマイケル・ベイじゃなくて、ベルギー出身のアディル・エル・アルビ&ビラル・ファラー?そ、そうですか…まぁ、そうですよね…マイケル・ベイがちゃんとした映画作れるはずないんだから。トホホ。