レビュー
11歳の主人公ヘンリーは弟ピーター、母スーザンと暮らしながら、一家の資産管理まで行う天才だった。 すべての問題を明晰な頭脳と聡明な人間性で解決していたが、隣家のクリスティーナが継父グレンに虐待されている問題だけは解決できず、ある結論に至る。 しかし脳腫瘍に冒され、余命わずかであることを知ったヘンリーは、指示を記した赤いノートを母親に託す。。。 これは設定と脚本、そしてキャスティングの勝利でしょう。 マジでヘンリーに恋します(笑)。 脚本と演出が見事だし、『ヴィンセントが教えてくれたこと』のジェイデン・リーバハーとナオミ・ワッツのコンビも素晴らしすぎる。 ヘンリーを演じたジェイデン・リーバハー(2019年からジェイデン・マートルに変更)は若き日のダニエル・ラドクリフとマコーレ・カルキンを合わせたような存在感で、弟ピーター役は『ルーム』『ワンダー 君は太陽』のジェイコブ・トレンブレイ! 現時点で恐らく世界最高キャストの兄弟で、このステキな作品にふさわしい贅沢なキャスティングです。 母スーザン役のナオミ・ワッツも美しい歳の重ね方で、キャリア最高レベルの演技でした。 ラストの展開が批評家の酷評の要因らしいですが、ギフテッド(早熟の天才)のヘンリーが見る美しい世界観に心が洗われる傑作! こういう作品を配給するという意味でも、やはりNetflixの存在意義は高いと言わざるを得ないです。
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