レビュー
★4.5としたが自分でも理由を説明出来ない作品。 コクソンという村で起きる数々の猟奇殺人。そして犯人はすべてその家族。そこに國村隼演じるよそ者に目をつけた警察巡査の主人公の話。 この作品を観るのに重要になるのが國村隼が一体何者を演じているのか。 この作品は意味分からない事が多いですが何故か引き込まれます。その意味分からない部分も8割くらいは作中で分かりやすくなってます。 ただ最後まで見て考察も一通り見ても、1000ピースのパズルを組み立てているのに最後の3ピースだけどうしても見つからない感じのそれです。 ※ここからネタバレあるかも※ 気になる点は猟奇殺人とは別に聖痕現象によって死んでいく人々。そしてラストの國村隼の両手に穴が空いている事。そして悪霊とは何なのか。 この点は繋がりがあるように思えるけど深く理解は出来ませんでした。 ※ここからは考察等を見た上での感想※ 國村隼がキリスト本人だとした上で考えると、ラストのイサムが國村隼を悪魔だと信じ込んでいる事で國村隼が悪魔になった事、「私が何者か〜」という言葉の意味が何となくわかった気がします。信じない心が國村隼を悪魔にしたのではなく、イサム自身が目の前の國村隼を悪魔にしてしまった感じでしょうか。ただ私が何者か理解出来ないというのは、「キリストだと言っても理解されない」なのか「人が何を信じてるかによって目の前の人間は何様にでもなる」という事なのか色々考える事が出来る。私の意見は後者。 そしてその後國村隼は生者であるイサムを、祈祷師は死者である家族を写真で撮影します。前者は恐らく魂を吸い取る行為、後者は死者から何かの痕跡を受け取る行為だと思われます。零というゲームでそういう話は深く語られていましたが、海外の方がそういう考えが多いそうです。 ただ語る事の多いこの作品ではありますが私も全てを理解は出来ていません。 ○この村は何故悪魔に狙われたのか? →そもそもキノコが原因か悪魔が原因か ○聖痕現象で死んでいった人の意味は? 警察は説明出来ない事をキノコの所為にして解決し、それでも納得出来ないなら説明出来なくても人を疑う。その人の罪などが沢山模写されてる作品でした。 家に罠を仕掛けた女の人の事とかまたまだ分からない事だらけです。
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