レビュー
2019年262本目は世界的大ヒットを記録した『ジュマンジ:ウェルカム・トゥ・ジャングル』から僅か1年で続編が作られました、『ジュマンジ:ネクストレベル』。 ------------------------------------------------------------ 新キャラクターが加わったとはいえ、ジュマンジがもつ面白さは根本的に損なわれておらず、現実の自分と仮想現実のアバターから生まれるギャップを突いたコメディ要素は相変わらず。また、何より前作の主人公チームが揃い踏みしているのは嬉しいところです。ドゥエイン・ジョンソンやアレックス・ウルフは今や多忙なスターでスケジュール確保は困難なはずですが、前作からほとんど間を空けずに撮影したのが功を奏しましたね。 ------------------------------------------------------------ 幾多の困難を乗り越えて絆を深めた四人に再び会えるだけでも見る意味は大きく、これからも続いていくであろう彼らの友情に胸を打たれる方も多いのでは。ただし、前作と比べると「ジュマンジをクリアする意味」が大きく薄れたように思います。前回はゲームクリアが「かりそめの姿を捨てて真の自分と向き合う」という、彼ら自身の成長にリンクしていましたが、今回は単純に現実逃避した友達を連れ帰るだけで理由は相当浅いです。 ------------------------------------------------------------ その代わりに二人の老人を新キャラとして登場させ、「人生の有終の美」をサブテーマに据えたわけですが、これが結論踏まえると全然噛み合ってなくて違和感しかない。また、劇中に登場する「◯◯できる泉」はこれまでの話を完全にブッ壊すレベルの酷いチート設定になっているなど、お話の作りは時間が足りなかったのか、かなり隙多めです。
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