レビュー
A825

A825

9 years ago

5.0


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ローラーガールズ・ダイアリー

映画 ・ 2009

平均 3.4

【ドリュー監督の魅力がそのまんま詰まった、最高の青春映画】 最高でした。ブリリアントな映画。 これがドリューの初監督作品だなんて、やっぱりドリュー大好き。 青春の揺れ動く葛藤と、子を思う親の心、親を思う子の心…両方の葛藤が痛いくらいに伝わってくる。親や親友とぶつかったり、恋に挫折したりしつつも、自分が本当に好きなことに打ち込んでいく青春映画の傑作でした。 . 「ママにいつも後ろめたい気がするの」 この言葉がまさに母娘の関係を物語っていると思う。 コンテストに優勝したいんじゃなくて、ママに自分を誇りに思ってもらいたい。 ママに褒めてほしい。 ちっちゃい頃からのこの思いが続いているブリス。 ママもあながち間違った事を言ってないし、ブリスも思いやりのある娘だから親の願いを聞いてあげたいとママの期待を背負ってしまう。 抑圧されて、反抗するきっかけが見つからない娘。 パパもママのフォローもきちんとし、娘の気持ちも汲んでくれる良いお父さん。 とにかく、チームメイト、親友、家族、みんな素敵。(彼氏は唯一クソでしたが) . 一時期は薬物中毒にもなり、パリス・ヒルトンやマイリー・サイラスの様な「お騒がせ女優」のレッテルを貼られていたドリュー。どん底から自力で這い上がり、見事な復活を遂げた経験が本作品に登場する色々な人物に上手く反映されてる気がした。 だから、あらすじだけ読めばありきたりな青春モノだが、一度道を踏み外したドリューが描くからこその説得力がある。 . エレン・ペイジも相変わらず素晴らしい。儚なさ、葛藤、決心…演技せずとも目から全部出ちゃってる。 個人的には「ハードキャンディー」のエレンが好きなので、“あの時のサイコ少女が、無事に更正してくれたのね…”と、冒頭から泣きそうになりました← . そしてここでもジュリエット・ルイス姐さんが良い仕事をしています。 . 決勝戦の夜、ブリスがコンテスト会場を後にする際に「一つやり残したことがある」と、アンバーにドレスを貸してあげた場面。そこから、アンバーがブリスの“忘れ物”をママに届けてあげる流れ…泣かされました。 . 監督のドリューも女優のドリューも最高です。 熱くて温かい、最高の映画。 彼氏は唯一クソでしたが(2度目)。