レビュー
窪塚洋介が主人公の在日朝鮮人の苦悩を描く映画です。 在日朝鮮人に見えない窪塚洋介が基本シリアスになりすぎず、淡々と演じていきます。 脚本が宮藤官九郎らしく重い差別テーマでというより爽やかなゆるいタッチで、時々池袋ウエストゲートパークみたいになります。 窪塚洋介と山本太郎はどうしても在日朝鮮人に見えない演技で違和感があるのですが、一人キラリと光るのは新井浩文です。 世の中に不満のある顔つきから映画的な在日朝鮮人にしか見えないオーラで、社会に迷惑をかけたり教師に仲の良い友達を売ったりとなかなかのゲス野郎っぷりで迫真の演技を見せます。 …と思ったら先日逮捕されて、本物の在日朝鮮人でした。 この映画の悪い点は在日朝鮮人の関係者の目線で描かれている為、悪者は日本人と誤った表現をされていることです。 父親が娘に中国人や朝鮮人は血が汚いと教育したり(なんじゃこりゃ⁇)、日本人が朝鮮人の女の子に刃物を持って近づき人を刺して殺してしまうなどあまりにも稚拙な描写をしています。 この映画で唯一為になったことは民族中学校が日本にあるという事実でしょう。 実際の民族中学校の内容は分かりませんが、事実なら徹底した反日教育で生徒も大変でしょう。 日本語話したくらいで殴られてました… 窪塚洋介は独特の演技で格好良く、あまり活躍出来なくなったのは残念です。
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