レビュー
こっしー

こっしー

7 years ago

4.0


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民王

テレビ ・ 2015

平均 4.0

2019年03月17日に見ました。

「この武藤泰山に乗り越えられぬ山はない」 遠藤憲一&菅田将暉の演技が上手すぎる。 芸が2人ともめちゃくちゃ細かいのだ。 入れ替わったらすぐにわかる2人の演技力には脱帽した。 泰山のときは、遠藤憲一も菅田将暉も迫力があるのはもちろんのこと、かなり威厳がある演技を見せてくれる。 そして翔のときは、遠藤憲一も菅田将暉も意気地はないが、人を思いやる心や優しさに長けた大学生の演技を見せてくれるのだ。 2人が入れ替わる時の音。そして顔だけある「魂」。この演出にずいぶんと笑かされてしまった。よくこんな表現を思いついたものだ。楽しい演出だった。 「総理」の言葉に反応する翔が、何回観ても癖になってしまい、笑ってしまう。 シリアスな場面でも欠かさずにこの癖を入れてくる辺りに、本作製作陣の熱意を感じる。細かいところまで配慮や届いた最高の作品である。 2人が入れ替わったあとの、泰山による国会答弁。翔の就活での面接。これらの場面は個人的に本作1番の見所であった。 泰山の漢字読めない答弁と、翔の高圧的な面接でのスタンドプレーには、大笑い間違いなしだ。 これらの2人の入れ替わった後の演技を見るだけでも十二分に楽しめる作品となっている。 本作は気楽に見れる政治エンターテイメント劇であり、池井戸潤の作品としては異質なコメディ劇である。 半沢直樹や下町ロケットで池井戸潤作品にハマった人にもぜひ見てもらいたい作品だ。 池井戸潤の作品にも、本作のように腹を抱えて笑えるコメディ作品がある、ということを彼らにおすすめしたい。 スペシャルドラマも楽しみだ。