
Schindler's Memo
6 years ago

ゴーストマスター
平均 2.2
あくまで映画ファンとして個人的に、ホラーは好きなジャンルだし、ベタな恋愛ものはあまり観ない方である。然るにこの映画については、共感すべきところはあるにはあるのであるが、意外にもむしろ怒りの方を感じてしまった次第。 まずは宣伝文句の「究極の映画愛」とはいかがなものか? 確かに、ラストシーンなどを含めてトビー・フーパーの「スペース・バンパイア」へのオマージュであることは確かだし、撮影現場においての役者魂を説明する上で「壁ドン」への入れ込みなどを熱く描いていることも確かだ。ただどうなのか、いくらコメディとしての要素を取り込んでいるとはいえ、結局B 級ホラーとか、「壁ドン」を心の底ではバカにしているのではないかと思ってしまった。 監督の人となりについては全く知る由もないが、少なくとも「究極の映画愛」を持っておられるとは思われない。 また、意外にもかなりの演技派を揃えている割には、全員同じような「映画バカ」に統一した演出ぶりにも違和感を覚える。特に、サラブレット女優の柴本幸をかなり安く扱っているのには首を捻るし、麿赤児の「村正」の冗談的扱いについては、映画愛を感じろと言っても無理である。