レビュー
ベン・アフレックが主演を務めたヒーロー・アクション映画。 興行収入では大コケ、ベン・アフレック自身もラジー賞を受賞してしまうなど不名誉な記録が目立つ本作だが、まぁその評価も妥当だなと思えるほどの出来栄えでした。 まず、これは原作に問題があると思うのだが、どうして失明しただけでこれほど身体能力が向上するのかがわからない。ビルからビルに飛び移ったり、一人で複数人を倒したりと明らかに超人的な動きをしているのに、この理由をただ「鍛えたから」で片付けるのはさすがに違和感がある。 それから悪役に魅力がないのも残念。こういうヒーロー映画のヴィランにはジョーカーのようなカリスマ性があればよいのだが、コリン・ファレル演じるブルズアイはただのチンピラにしか見えず、小物感が凄い。能力も「物を投げるのが上手い」という地味なもので、イマイチ見所に欠ける。  最初のバトルシーンは意外と見応えがあったのだが、恋人との無駄なお手合わせ対決や低クオリティのCGなど興醒めする場面も多々あり、結局はなんの感動も残らないような残念な作品でした。
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