レビュー
実話を元にした作品とのことで、異人種間の婚姻をめぐる裁判を扱った作品です。公民権運動からオバマ大統領までの作品は好きでよく見ますが、この裁判については知らなかったので、興味深い内容でした。コリン・ファースが、映画化を熱望したというので、期待しました。史実を広く知らしめる役割は担ったと思いますが、エンターテイメントとしては、これといって特筆すべき感動ポイントもなく、ややピンとこない仕上がりかな、と思います。ジョエル・エドガートンが演じるリチャードは頭が鈍い印象。物憂げな暗い人物像なことが手応えないというか、ガッカリなんですよね。実際にそういう人だったのかもしれませんが、ちょっと脚色して魅力ある人として描いて欲しかったかも。奥さんのミルドレッドは逆境にめげず、ヴァージニア州相手に闘っていて、素敵な人でした。タイトルにあるラビングはラストネームなのですが、ヴァージニア州では毎年ラヴィング・デイという日を設けて、お祝いされているとのこと。その後の同性婚裁判にも影響を与えた重要な裁判だったようです。
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