レビュー
2019年178本目は世紀の美少年ティモシー・シャラメと『イット・フォローズ』の絶叫ヒロイン、マイカ・モンローが共演しました『ホット・サマー・ナイツ』。 -------------------------------------------------- もうちょっと個人的にこの手の「思春期の暴走」みたいなのをテーマにした映画は、見ててかなりしんどいなぁと思うようになってきました。どの映画を見てもそうなんですが、やってることはドラッグ・セックス・アルコール、三種の神器お決まりコース。 -------------------------------------------------- 加えてシャラメ君演じる主人公のダニエルは凄まじい悪党で、ちょっと「暴走」のレベルを超えている人物です。自分がワルになっていく高揚感に酔いしれ周囲を巻き込んで大暴れ、その癖に平気で嘘をつき、都合の悪いことからは目を逸らして逃げるこの男には一ミリも共感が沸きません。 -------------------------------------------------- 冒頭で最愛の父親を亡くしたことが反抗の理由のように描かれますがこれもほんの一瞬で、総じて「お前は一体何が不満なんだ?」の一言です。この手の作品は常に「若気の至り」を正当化するきらいがありますけど、理由もなくダラダラと暴走していく様を見せられるだけでは何の面白味も感じないのが正直な感想です。
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