レビュー
また、実話を基にした作品だった。 最近その手の作品よく観ている。実話を基にしてると、心理描写がリアルだし、ストーリー展開に無理がないから良作が多い。この作品もそこそこ面白かった。 コロンビア大学の学生が中2病を拗らせ、はっちゃけちゃう話し。学生の頃の自分は特別な存在であると錯覚し、それに酔いしれる。まぁ、この人たちはその後、それぞれ有名な作家になるわけで、実際に才能はあったわけだけど。 でも、その姿は端から見ると恥ずかしい。本人たちも後々恥ずかしいと感じるんだろうが、恥ずかしいの域を越えて、警察沙汰になってしまう輩もいる。結局彼らは子どもで、精神的にはまだ、成熟しきれていない。そういうときに出会った友人は大切だ。お互いが影響を及ぼし合うわけで、その友人選びに失敗すると、中々立ち直れない。しかも、類は友を呼ぶというので、その友人選びは中々至難の技なのだ。 しかし、多くの者は社会に出て、多くの人と出会うことで、他者と自分とのズレを修整していく。たぶんこの未来の作家たちはそこで躓き、そのまま、その部分が発達しないまま、大人になってしまったのだろう。登場してくるモデルになった作家たちの半分が録な人生を送っていない。 でも、この作家たちは後世に影響を与えるような名作を生み出した人もいるわけで、やはり、作家はどこか欠落しているような人物の方が良いのだろうか。社会的に優れた人とは違う視点で物事を捉えたり、社会では生きていけないような繊細な感性を持った人ではないと描けないものがあるのだろうか。 だいぶ話が逸れてしまったが、ダニエルくん頑張ってるね。なんとかハリー・ポッターのイメージから逃れようと、ゲイの役やったり、死体の役やったり。エマ・ワトソンのように返り咲いてほしい。がんばれ。
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