レビュー
★死ぬまでに観たい映画1001本《第4版》選出★ 【マイ・4K UltraHD Blu-ray・コレクション】 私にとっては、ひたすら至福の逸品。 レプリカントであるレイチェルが【子を宿した】という物語の切り口には正直戸惑いを感じたが、そんなことよりも、目の前に広がる映像世界に身を委ねているだけで得も言われぬ満足感に満たされていた。 そして、俳優陣。 まず、自らもレプリカントでありながら、ブレードランナーとして旧型レプリカントの解任(=抹殺)の任を務めるKを演じたライアン・ゴズリングが見事だった。 AIでありながらKに恋するアナ・デ・アルマスはただただ麗しかった。 少ない出番ながら、まだ強化人間になる前のマッケンジー・デイヴィスも印象に残る。 モーガンこと、レニー・ジェームズの登場は私にはちょっとしたサプライズだった。 そして、デッカード、つまり、ハリソン・フォード。 とにかく、ラストシーンの表情が素晴らしかった。 これを観るにつけ、この『ブレードランナー2049』も、やはりデッカードの物語だったのだなと強く思った。 前作『ブレードランナー』からガラリとその雰囲気を変えながらも、デッカードの物語として帰結させる。もちろん、脚本の力もあるだろうが、やはりドゥニ・ヴィルヌーヴ監督、只者ではない。 至福の時間を与えてもらったことに心から感謝したい。 [2022年5月21日 3回目・・・年内にたぶん4回目有り]
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