本作の売りは何と言っても本物のネイビーシールズ隊員が俳優として出演しているところだろう。プロの俳優に本物の軍隊の訓練を受けさせた『プライベートライアン』とは対照的だが、本作の見所はあくまで戦闘シーン。ドラマパートはオマケという舵取りは英断と言える程、戦闘シーンは迫力満天。かと言って適当に手持ちカメラを用いてドキュメンタリータッチで撮るのではなく、画作りにもこだわりを感じさせ、きちんと映画として仕上がっている。自分はミリタリー系の知識はほぼ無いのでその辺りの詳しいことは分からないが、好きな人はより楽しめるだろうなと思う。ストーリーも案外ちゃんとしているので、単純にアクション物が好きな人にもオススメの一作。