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ゲスト
平均 3.1
韓国映画『箪笥』のハリウッドリメイク作品。火事で母親を亡くしたショックから精神病院に入院していたアナが、退院後に何かを訴えかけるような母の亡霊を見たことで父親の新しい恋人のレイチェルがあの火事に関わっているのではないかと疑い始め、姉のアレックスと共に謎を解き明かしていく...。これが主なあらすじ。この映画は最後にどんでん返しが用意されているのだが自分は中盤でこれに気づいてしまったのでちょっと残念。ただ、謎が解けていくテンポも良く、90分という短い尺の中に収めきっているのは見事だし、伏線も張られていて完成度としては高い方。自分はオリジナルの方は見ていないのだが見てみたいなと思った。 * * * 《以下ネタバレ》 * * * 本作の最大のどんでん返しというのは姉のアレックスが実はあの火事のときに死んでいたというもの。アレックスが一方的に父親やレイチェルに話すときはあったけど返答は一切してなかったし、父親やレイチェルが話しかけるときは必ずアレックスとアナが二人でいるときだったりとちゃんと矛盾なくできてる。しかし本作には疑問点もある。それはミルドレッド・ケンプが殺した子供の亡霊が出てくるのだが、なぜ何の関係もないアナの前に出てくるのかはちょっと分からない。これを幻想だと捉えてもなぜ知るはずのない子供の見た目や名前が出てくるのかも疑問である。それと、レイチェルが思わせ振りな振る舞いをしすぎ。母親を介護していた身分なのにその娘に向かって、「嫌がらせする患者に対してこの人たちはもうすぐ死ぬんだという思いで介護していた」という趣旨の発言はいくらなんでも酷すぎる。そんなこと言ってアナとの絆が深まるわけないやろ。そりゃ疑われて当然。あと、レイチェルが改名していた理由も後出し感ある。それならアザがあるとかDVされていたことを示す伏線があれば良かったのになと思った。