レビュー
愛がなんだってんだ。 そんなふうな時期をとうに通り越した、寂しく哀しい、というのも通り越した大人になってしまったのだけれど、きっと自然と感情を殺し、諦めることの簡単さを身につけてしまったわたしは、昔懐かしい自分に少しだけ重ね、ふと、寂しくなった。 なんにもいらなかった。呼ばれれば、すぐにでも行った。ずっと、待ち続けた。 貴方のために、してあげたいことがたくさんあった。 そんな、あの頃のこと。   きっと心の片隅ではきちんと覚えていて、そしてそれが生きているって、事だったのかもしれない。哀しみが、同時に喜びであったように。   誰もがマモちゃんや葉子ちゃんになりえるし、みんな最低なんかじゃなくてしっかり寂しくて、きちんと孤独なんだ。 誰といる自分が好きなのだろう。結局のところ行き着く処は其処なのかもしれない。   なんにも定義なんてできない感情が渦巻いて、ただただ、側にいたいから。   テルちゃんは、強い子。いい歳をして、羨ましいだなんて、思っている。   What the fuck  is "LOVE" ??
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