レビュー
◾️◾️◾️ 「毎年、5月の間だけ全力で鬼ごっこをする」という遊びを子供の頃から続けてきたおじさん達が、一度も鬼になったことのない無敗の友人をどうにか捕まえようとする、はちゃめちゃコメディ。 ◾️◾️◾️ 「自分の中の子供を捨てて(封印して)、大人になるということ」「人間は遊ぶことをやめたら老いが始まる」 おバカな内容だけど、少し考えさせられました。 四六時中追いかけっこしているわけではなく「休戦協定」みたいなインターバルが挟まれるのが、かったるく感じられ、すこしヤキモキしました。そういった「所詮は遊び」感と、実際の鬼ごっこ中のガチさ加減のギャップも、違和感だったのかも。 ◾️◾️◾️ 【ネタバレ?】 ラストのシーンは、ジェリー(ジェレミー・レナー)が「初めて仲間たちに歩み寄った瞬間」でもあると同時に、「無敗」だった男(「無敗」であり続けることに囚われていた男)が、ようやくその重い枷を外すことができた瞬間だと思うと、かなり感動するものがありました。 主人公については、彼の事情を知ってなおさら、ちゃんとした鬼ごっこの勝負で本懐を遂げてほしい、という思いもありましたが、むしろ「本当の親友になること」こそが彼の心残りだったのなら、このラストは全然アリだなと思いました。 ただ、患者さんや医療従事者の方々のことを思うと、「良いシーンだけどお願いだから病院の中で鬼ごっこはやめて…!!!」と思ってしまった(汗 ◾️◾️◾️
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