
OD

ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア
平均 3.9
かれこれ20年近く前に見たドイツの映画。 その頃はラン・ローラ・ランとかドイツ映画がプチブームになってたんですよ。 ずいぶん前に見た映画だから、うろ覚えですみません。 でも、この映画はレビュー書いておきたいって思わせる すばらしい映画なんです。 余命あとわずかと診断され、たまたま同室に入院している二人の男が主人公。 二人はある晩、酒などを飲み交し、お互い余命が短いと知り意気投合する。 「死んだ人間は皆天国で海の話をするんだ」 そんなおとぎ話をしながら、二人はまだ生まれてから一度も海を見たことがないと告白する。 「死んだらみんなから除け者になっちまう…」 と、二人で病院を抜け出して海を見に行くことにする。 しかし、彼等が盗んだ車はギャングの車で大金が詰まれていたから大変! ギャングや警察に追われながらも、 協力し、死ぬ前にやっておきたい夢を叶えていく二人。 二人は本当は怖くてしょうがなかった。 お互いの気持ちが痛いほどわかる二人の関係は、 同情や友情を超えたとても深いものになっていった。 ゴールの海は目の前。 しかし確実に病魔は二人の体をむしばんでいた… 果たして二人は、死ぬ前に海を一目見ることが出来るのか? というようなお話ですが、 とにかく自分が死んじゃうって時に、 相手の事を思いやる事ができる! そんな男同士の友情にグッと来ましたね。 そして、とても羨ましかったです。 話は全体的にコミカルなんですよ。 ギャングに追われたり、 死ぬ前にしたいことがくだらないことだったり(男ってしょうがない生き物ですね。見てのオタノシミ) それが、逆にやけに切ないんですよ。 最初っから重っ苦しい雰囲気なら心の準備もできるけど、 ラストまでは物凄く楽しませてくれるんですよ。 もう二人とも大好きになっちゃうんですよ。 いいやつらだな~。 楽しい映画だなーって。 でもたまに主人公の一人が発作を起こすんですよ (この演技見ていられないくらい苦しそうなんです) そこでふと、あっそうだ、死んじゃうんだよねって現実に引き戻されるんですよ。 その度に辛かったな~。 とにかく、ラストカットを見てください。 たぶん、誰もが望んでいた でもできれば見たくなかった とても美しいカットで終わります。 ハッピーエンドだと 僕は思いますよ。