レビュー
あまり好きな映画ではなかったけれど、20年以上前のキャストの風貌・演技などを見るのが楽しかった。カジノのルールに疎く、タイトルの意味を調べました。そもそもクラップスのことも、よく知りませんが、サイコロ2つを転がして、出る数字に賭けるらしい。4のゾロ目が出ることをハードエイトと呼ぶようで、他にも、ハードフォー、ハードシックス、ハードテンなどのゾロ目もあるみたい。 『ギルバート・グレープ』『シカゴ』などのジョン・C・ライリーがカジノでお金を使い果たし、無一文で座り込んでいるシーンから始まる。なぜか、通りすがりのおっさんがお金を貸してくれたり、ギャンブルのハウツーを教え込んでくれたりして、彼を救います。この時に、何故にこのおっさんはここまで親切なんだろう?と思うのですが、ラストでその訳が分かりました。 このおっさんシドニー役は、『幸せの行方...』『アルゴ』などのフィリップ・ベイカー・ホール。シドニーに仕える手下のような女クレメンタイン役で、グウィネス・パルトロウが登場します。ちょっとおつむが弱い感じの娼婦の役。お嬢様のイメージが強かったので、ちょっと意外でした。中盤位から、シドニーの秘密を知る男ジミー役で、サミュエル・L・ジャクソンが登場します。シドニーを陥れようとする非常な男といった風情。 ジョン・C・ライリーが主役なのかな、と思いながら見ていたけれど、ラストを見ると、フィリップ・ベイカー・ホールの映画か…みたいな、個人的には不完全燃焼系。自分の過去を思い悩んでいるような、それでいて、やり遂げたぜ、生き延びたぜ、みたいな…おっさんストーリーでした。
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