レビュー
 俺は28歳フリーター、金も責任感もない男だ。「いい歳してフリーター笑」、周りの全員が俺を見てヒソヒソ話してるんじゃないかとビクビクしながら生きている。現状こんな男を受け入れてくれる女は居ないだろうから結婚はもう諦めた。恋愛も5年くらいしてないし、人を愛することに全く興味が湧かない。  そんな時この映画と出会い、「全てを受け入れてくれる女性はどこかに居る」、と希望を持つことができた。非常勤講師で決して裕福ではないロブを、メーガンは周りの目を気にせず受け入れてくれる。職業やお金で判断しないメーガンが好き。  俺の側にもこんな女性が居たら、少しは結婚や恋愛に興味を持つことができるんじゃないかと思えた。  好きなシーンは「ロブがメーガンに別れを告げる」シーン。 ロブが結婚を諦め、「君には俺は相応しくない」、と一方的に別れを告げる姿に泣きそうなった。ロブは常に明るそうに振る舞ってたのに、心の底ではお金や職業に対する劣等感を抱いてからだ。正直に自分の気持ちをメーガンにぶちまけるのは勇気が必要だったと思う。俺だったら怖くて絶対に言えない。否定される可能性が高いだろうし、否定されたら立ち直れない自信あるから。正直に告白するロブに勇気をもらった。  俺の持論だが、男は金持ちで良い職業じゃなきゃ女は受け入れてくれないと思ってる。だが、この映画を観て、本当の愛とはお金や職業抜きでも形になる、という希望を得た。いつかメーガンのような女性と出会いたい。俺の劣等感を包み込んでくれる女性と。
このレビューにはネタバレが含まれています
いいね 3コメント 0


    • 出典
    • サービス利用規約
    • プライバシーポリシー
    • 会社案内
    • © 2024 by WATCHA, Inc. All rights reserved.