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レビュー
アリちゃんパパ
4 years ago
鬼畜
映画 · 1978
4.0
松本清張の犯罪小説を名匠野村芳太郎が演出した問題作です。 妾に生ませた三人の子供を引き取った気弱な男と鬼のような妻が子供達を手にかけてゆくという悲惨な物語です。観ているうちにどんどん腹が立ってくる一方で罪もない子供達の苛烈な運命に涙が出ました。 この作品のような悲惨な出来事はあってはならず、そのことを松本清張も野村芳太郎も辛い仕事を引き受けた緒形拳以下のキャスト全員も祈っていたものと思われます。 しかしここで描かれたような哀しい事件が未だに跡を断ちません。人間の愚かさ非道さを嘆かずにはいられません。
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