レビュー
my life

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1 year ago

4.0


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七人樂隊

映画 ・ 2020

平均 3.4

ジョニー・トー監督プロデュースの情報を得て「七人樂隊」を初鑑賞してみた。七人の監督によるオムニバス。香港映画は個人的にも、好みなもので密かに楽しみにしていたのだ。 作品毎の寸評と採点をしてみたい。 1.「稽古」⭐4.1 サモ・ハン・キンポー監督 鑑賞後にアマプラのあらすじをチラ見すると、サモハンの自伝的な内容みたい。うん、これは分かりやすくて楽しめたのだ。にしても、若いのに、みんな身体能力が高過ぎやけど。フィジカルやばい。 2.「校長先生」⭐3.9 アン・ホイ監督 フランシス・ン出てるやん。もう、それだけでテンション上がる。そうか、校長先生役が出来るような、渋みのあるお年頃になってきたのか。まだまだ、ノワール調のギラギラした眼をして欲しいけども。物語的には生徒との交流をノスタルジックに描いたもの。静かに胸に染み渡るのだ。 3.「別れの夜」⭐3.4 パトリック・タム監督 何だか、一昔前のラブストーリーなのね。悪くはないけど時の流れをふんだんに感じてしまう。この監督が誰だか分からへんかったので少しググると、ウォン・カーウァイ監督作品の編集をしていたヒトだとか。だとしたら、少し物足りないかな。カーウァイの名前を引き合いに出すなら、もう少しセンス良くしてほしかったのも本音。ただ、良く分かっていないので別の作品も気になる今日この頃。 4.「回帰」⭐4.5 ユエン・ウーピン監督 なんだ、これ。めっちゃ、オモロイやん。観ている途中て感じてしまったけど、多分コレに人気が集中するのかな…なんて。そんな予感しかしない。とにかく、題材が良すぎる。カンフーとお爺ちゃん。そして、孫娘。マクドのハンバーガーを、そっと置いておく優しさも最高なのだ。 5.「ぼろ儲け」⭐4.2 ジョニー・トー監督 ここで、ジョニー・トー監督の登場か。個人的には待ってましたの展開。株式なんかの投資のお話。仲間3人で何に掛けようか喋っているだけの作品。だけど、何かあるやろうと思っていたけどそう言うオチね。なるほど、少しばかし唸らされる展開なのだ。当時の風刺を交えショートショートとしてもセンスを感じる。 6.「道に迷う」⭐3.9 リンゴ・ラム監督 フムム、サイモン・ヤムおるやん。しれっと、テンション上がる。かつての香港しか知らない様子で都会の雰囲気に戸惑うテイストを映し出したもの。家族3人のストーリー。哀愁と切なさを盛り込んだ逸品。こう言うテイストも好み。 7.「深い会話」⭐3.7 ツイ・ハーク監督 むむ、ラム・シュー出てきた。やはり、香港映画では切り離されへん人物やね。脇を固める作品はあまりにも多い。名バイプレーヤー。日本で言うと光石研みたいなイメージ。ちなみに、ラム・シューを音声検索してみても、ラム酒しか出てこない事実。そんなどうでも良い話はさておき、本作は他の作風と違い遊び心に溢れている感じ。だけど、トリにするには、ちと空気が違うような気もしたりして。 □総評 やはり、一番好きなのは「回帰」かな。ユン・ワーの魅力にも尽きる。「カンフーハッスル」も好きな作品やけど本作の哀愁も半端ない。実は、ユエン・ウーピン監督ってあまり観れていないので、またチェックしてみたくなる。知らないヒトもいたけれども、好きな俳優、好きな監督に囲まれて個人的には幸せな一時であったのだ。 スコアは全部の点数から平均点を算出したものである。