レビュー
カウチポテキャット

カウチポテキャット

2 years ago

4.0


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レボリューショナリー・ロード 燃え尽きるまで

映画 ・ 2008

平均 3.1

郊外の瀟洒なマイホーム、子供が二人、マイカー。エプロン姿で朝食を作り、大黒柱の夫を笑顔で見送る妻。この像こそ「幸せ」だと植え付けられて我々は生きているけれど、本当に?幸福である一方、あなたから自由を奪う足枷ではないのか?そんな恐ろしい問いを突きつけてくる本作。私には、真実を追い求めようとする妻の気持ちが手に取るようにわかったし(もちろんケイト・ウィンスレットの説得力ある演技あってこそ)、彼女が最後に「良き妻」を演じたのは、賭けだったのだと個人的には思う。夫が表面的な穏やかさに満足し、妻の本心になどまるで興味のない(見抜けない?)男なのだと確認し、絶望しきってあの行動に出たのではないかと。 ラストシーン。黙って補聴器をオフにし、妻の話から耳を閉ざす夫の姿に「夫婦はお互いの話をマトモに聞いていたらやっていけない」という悲しい教訓を感じた。「愚者」の役回りであり社会に適合できないジョンこそが真実を見つめられているという点、古典的な演劇のようで良かった。 と、長々書いてしまったけど、めっちゃ語りたくなるなこの作品!!笑