レビュー
2020.4.22.064 ネタバレあり 22歳の黒人男性オスカーが、2009年1月1日を迎えてすぐに白人警官に撃ち殺された事件。彼は前科持ちながらも、妻と幼い娘を持ち更正して生きていくことを決意し、新たな人生を歩み始めたばかりだった。車に轢かれた犬を優しく抱き抱えてあげたり、母親の誕生日を祝ったり、優しい心を持った普通の男性。事件が起こる直前、白人に売られたケンカを買いはしたが(オスカーに全く非がないとは言い切れない)、警官の対応は理不尽極まる。10年以上前の事件ではあるが、いまだに人種差別は根強く残っているんだろうな。観終わったあと、冒頭の実際の映像をもう一度観たが、なんともやるせない気持ちになる。 《メモ》この年の5.25、米ミネアポリスにてアフリカ系のジョージ・フロイドさんが、白人警官に暴力の末殺害される“事件”があった。そのときの動画はすぐに拡散され、アメリカ各地で大規模な抗議運動が始まる。一部が暴徒化(暴徒化した者の中に白人も目立つ)するが、そういった抗議の方法は純粋に“Black Lives Meter”を掲げる人々の足枷となっている。
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