
あゆみ
8 years ago
4.0

彼らが本気で編むときは、
映画 ・ 2017
平均 3.7
仕草、表情、声の出し方など終始、生田斗真が綺麗。それを表現するのは、もの凄く大変だったんだろうな。 性別なんて関係ない、自分の愛する子どもが笑っていられればいい、そんな風にとても自然に受け入れるリンコのお母さんが素敵だった。そういう人がたくさんいれば良いな。 私もリンコのように穏やかに、だけど強く生きていきたい。 トモ役の子は目が印象的で、その目で、平気なフリして踏ん張って立っているトモを感じた。 1番根っこの本当に大事なことを教えてくれる映画。トモのお母さんも友達のお母さんも『変な人と一緒にいる』とか『女じゃないから』とか色々言ってたけど、大事なのは当の本人(トモ)の気持ちだし、人からどう見えようと本人にとってそれが暖かい気持ちでいれることならそっちが正解だと思う。気持ちを聞きもしないのに自分の価値観だけでものを言って、子ども達がかわいそう。 トモがリンコに心を開いたのに特別なきっかけみたいなものは無かったように思う。特別なものでなく、ご飯を作る、髪を結く、一緒に寝る、そういう愛ある普通のことをするだけで伝わって、相手の心を溶かすんだなと思った。