レビュー
cocoa

cocoa

2 years ago

3.0


content

ハン・ゴンジュ 17歳の涙

映画 ・ 2013

平均 3.1

2004年に韓国で実際にあった中学生集団性暴行事件を描いた問題作。 まったく事前情報もなく観ましたが、なかなか辛い内容でした。 17歳の女子高生ハン・ゴンジュは家庭崩壊になり転校させられる。 元担任のイ先生の実家に住まわせてもらい、笑顔もなく日々を過ごしている。 最初はゴンジュの事情はわからなかったが、3年前の中学生の時に悲惨な事件に合っていたのです。 現在と過去がいれ混ざった展開はちょっとわかりづらいが、そんなことよりも事件があまりにも酷すぎて絶句してしまった。 十数人にも及ぶ鬼畜どもの犯行、その後 親友の自殺。 さらにゴンジュの親も、加害者の親達のあり得ない行為にも怒りがわいてくる。 「息子は誕生日なのに塀の中にいて祝えない」だと! 韓国では性犯罪に対してこんなに甘く、加害者側の感情的な態度は普通なのだろうか。 誰かが扇動させたら止まらない。 ゴンジュが苦手な泳ぎを練習した意味がわかるとラストは堪らなかった。 橋の上に残されたスーツケース、下を覗けばゴンジュらしき人の姿。 「ゴンジュ、ゴンジュ」と言う声援がむなしく辛いエンディングだった。 まともな大人がいない実情。 (それでもイ先生のママはちょっとまともだったが…) 結局はお金の匂いのする方に皆がなびいていく。 17歳じゃ示談書の紙にサインしてしまうのか…。 実際の事件はもっと悲惨な結果で、加害者全員が罪にならず、のうのうと暮らしているらしい。 ゴンジュの悲しみを帯びた美しい歌声が最後まで耳に残りました。