レビュー
くらっしゃあ

くらっしゃあ

2 years ago

4.5


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ザ・ロック

映画 ・ 1996

平均 3.7

☆Watch Blu-ray on OLED TV☆ 【隅に置けない映画】 ◇007外伝な映画◇ 海兵隊の英雄ハメル准将(エド・ハリス)は、数々の超極秘任務で命を落とした部下たちに【そんな任務などなかった】として、なんの栄誉も補償も与えない政府に業を煮やし、彼に付き従う部下等を率いてVXガスを強奪、アルカトラズ島に観光客を人質に籠城し、政府に遺族への補償金を要求する。 この危機に、事態を担当するFBI長官はネイビーシールズの精鋭、FBIの【スーパーケミカルフリーク】スタンリー・グッドスピード(ニコラス・ケイジ)、そして過去に唯一人、脱獄不可能と謳われたアルカトラズ刑務所からの脱獄を成し遂げた男、ジョン・パトリック・メイソン(ショーン・コネリー)を送り込む・・・。 公開当時は『バッドボーイズ』を観て、「マイケル・ベイええやん」と単純に思っていた頃なので、けっこう期待に身を膨らませて映画館に馳せ参じた。 結果、期待違わぬ、骨太の観応え十分な一作で、とても気に入り、ビデオソフトも買った。 やがてVHSの時代が終わり、本作もずっと観直すことなく今に至ったのだが、久しぶりにどうしても観たくなり、Blu-rayを購入・・・といってももう1年前のことなのだが(汗) とにかく、そんなこんなで久々に観たわけだが、やっぱりおもしろい。 エド・ハリスはさすがの存在感だし、本作が初めての本格的アクション映画への出演だったニコラス・ケイジは、この手のジャンルへの意外な適性を示してみせた。 脇できっちり自分の仕事をするマイケル・ビーンやデヴィッド・モースの存在も頼もしいし、軍のお偉方には【いかにも】という俳優陣が配されており抜かりがない。 そして、何と言ってもショーン・コネリー。 実を言うと、本作を初めて観た頃はまだ『007』シリーズをまったく観ていなかった。 それでも、彼の中から滲み出る貫禄や余裕に惚れ惚れしたものだが、ショーン・コネリーのジェームズ・ボンドを知ったうえで観た今回は、 メイソンがアルカトラズ刑務所に収監されたのが、007第一作『ドクター・ノオ』の公開年と同じ1962年だったり、 メイソンが「私もセックスアピールがなくなった」などと自虐的に言ったり、 ハメルに向かって「私は女王陛下の諜報員だ」とちょっと誇らしげに言い放つ場面などに、否応なしに【ジェームズ・ボンド】へのセルフ・オマージュを感じ、これはもはや、【007外伝】やなって、なんとも嬉しい気持ちになった。 何はともあれ、満足満足。 [2023年10月11日 4回目くらい]