レビュー
岡田三右衛門の物語 幕府と隠れ切支丹の壮絶な歴史 殉教思想が悲劇の山を築くことを思えば信念を曲げて転ぶのを誰が責められようか。 思想・宗教を禁じる手段として[弾圧]が生じるのだが、教えが危険視される根本的な原因は制度そのものにあったと思う。 布教には、植民地化の足掛かりとしての側面もあるが、政治が確立されているなら最悪の事態への歯止めは効くはず。(むしろ文化交流によって得る物の方が多かっただろう) 社会に問題が無ければ思想は危険化しないはず。 布教とは[信念の押し付け]なのか? 献身は[盲信の犠牲]なのか? 揺らぐ心に圧倒される161分でした。
いいね 27コメント 0


    • 出典
    • サービス利用規約
    • プライバシーポリシー
    • 会社案内
    • © 2024 by WATCHA, Inc. All rights reserved.