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レビュー
隣の唐十郎
4 years ago
ウィッチ
映画 · 2015
4.0
生きていく為に[信仰]が重要不可欠だった時代。 現代から見た[おとぎばなし]も当時の人々にとっては『現実』だった。 厳しい自然の中での過酷な暮らしが、隔絶された家族の心を蝕んでいく。[魔女の幻想]か[原始崇拝の実在]か、曖昧な境界線のまま、思春期の少女目線で物語は流れます。これは 『人間の[恐れ]の原風景』です。徹底したリアリズムで撮影された本作は、当時の光、当時の資材、当時の衣装など細部まで[本物]にこだわって制作されました。 セリフのほとんども当時の記録に基づいており、当時の人達の[モノの見方・考え方]の一端に触れる意味で実に興味深い。学術的な価値まで推し量れませんが、単なるホラー映画以上の価値は感じます。 現代社会において魔女っ子なにがしとか観られる方はまず本作から鑑賞される事をお勧めします。
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