レビュー
武器商人の実態を武器商人の立場から、詳細に描いた問題作です。 人間が居る所戦争あり、戦争ある所武器商人あり。かねがね何で武器商人がなくならないのか不思議に思っていましたが、本作観て疑問氷解です。何しろ国連の常任理事国が巨大な武器商人であり、彼らが表面に出られない取引を受け持つために個人の武器商人が居るのですから。 本作では主人公は、妻子に去られ、弟を殺され、両親には勘当されて全てを失います。逆説的ですがとても良い結末だと思いました。 ニコラス・ケージはこのところ詰まらない仕事が多いのですが、本作では生きながら地獄に堕ちた武器商人の虚無感を見事に表現しており「リービング・ラスベガス」の頃の彼が戻ってきたようです。
いいね 3コメント 0


    • 出典
    • サービス利用規約
    • プライバシーポリシー
    • 会社案内
    • © 2024 by WATCHA, Inc. All rights reserved.