レビュー
なー

なー

6 years ago

2.5


content

炎炎ノ消防隊

テレビ ・ 2019

平均 3.5

「ソウルイーター」で有名な大久保篤先生の作品。 期待しすぎてしまったのかかなり残念に思えた。 良かった点 ・設定はかなり面白い 消防士という職、世界の謎、バトルシーンなど設定はかなり練られたものである。 欲を言えば、仲間であるはずの特殊消防隊の中に裏切り者がいるという事実をもう少し後に出しても良かったのではないか。ジョーカーのキャラとしてのインパクトが弱い。 ・アニメーションや演出が素晴らしい 特にバトルシーンの作画がド派手だがそれでいて細かい。非常に迫力を感じた。バトルシーンは夜が多く、暗い中での戦いが多いので、闇の黒と炎のオレンジの対比が美しかった。色使いも良く、空や星の輝きは美しい。街並みは「鉄コン筋クリート」などで見られる少し古びたような独特な色合いになっている。 また、OPやサントラなどの音楽面もかっこよかった。 疑問に感じたのは、何でもない水の流れや煙にCGを使っているのに、バトルシーンの炎でCGをあまり使っていないところ。バトルシーンこそ重要でありインパクトを出したいところだと思うが、あの炎をCGでなくあそこまでかっこよく作ることができるのなら作品全体としてCGなしで良かったのではないか。逆に変なシーンで使うCGが浮いていたように感じた。 悪い点 ・ストーリーの展開が早すぎる 原作は読んでおらず、物語全体から見てアニメの24話がどれくらいの地点なのか不明だが、序盤の主人公の過去や仲間集めをするシーンに厚みがない。長く作れば厚みが出るというわけではないが、特に仲間集めのシーンでは、今まで敵であったり誰の指図も受けないみたいなスタイルをとっていたキャラが主人公と少し話したり戦ったりするだけでコロッと仲間になってしまう。仲間はさっさと集めて敵と戦う方に重点を置きたいのだろうが、これではキャラに愛着が湧かない。「やっとあいつが仲間になった」、「これからあいつが仲間になって戦ってくれるのか」というワクワク感がない。もう少し作り込んで欲しかった。 ・個人的にイライラするシーンが多い 真面目なバトルシーンで急にふざけだすところが特にイライラした。私生活にギャグっぽい要素が多く取り込まれているため緩急をつける意味でも真面目なシーンは真面目なシーンとしてやりきった方が良かったのではないか。 あと、アーサーがバカ過ぎる。やる時はやる男のような展開はあまり見受けられなかった。「頼れるバカ」ではなく「ただのバカ」になってしまっている。主人公との関わりも同じ訓練校だったというだけで、訓練校時代の話が語られるわけでもなく、主人公がいるところには常にアーサーがいるのであの相棒感が謎である。 ・バトルがパターン化してしまっている 特に主人公は、変わった技があるわけでもなく毎回足から炎を吹き出して体術を繰り返しているだけ。バトルを見てワクワクできるのは紅丸くらいだった。