レビュー
「何もかもが酔いしれ過ぎた映画。」 ジョージ朝倉の同名少女漫画の実写化。途中まで高校生のつもりで見てたが、中学生だと知り戦慄した。流石に中学生には見えねえよ。 久々に超地雷に出会ってしまった。主演の2人は「ディストラクション・ベイビーズ」では良かったのになあ。とにかく、説明不足な割に演出が無駄に凝ってるせいでテンポが悪い。テンポ悪いくせに主役の2人が付き合うまでは恐ろしく早過ぎて逆に描写不足という訳のわからなさぶり。 台詞もなんかポエム読んでる感じで聞いてるこっちが恥ずかしいし、夏芽とコウの自分に酔ってる感が凄くて付いていけない。音楽もそこでこんな荒々しいBGMかけんの?とか、 どうみてもシリアスな場面で軽過ぎる歌が流れたりとか微妙に合ってない。加えてクライマックスの展開は開いた口が塞がらなくて暫くポカンとなったわ。もうこれはシリアスな笑いだと思うしかない。 原作の少女漫画もこんな荒唐無稽なストーリーなのか。まあ少女漫画てのは得てして荒唐無稽さも魅力の1つではあるけどさあ。少女漫画実写でも面白いモノはあるんだけどなあ。 無理やり褒めるとこを探すなら、小松菜奈が可愛かったコトぐらいか。あ、田舎の風景も良かった。 ----------ここからネタバレ---------- レイプ魔が1年後にまた夏芽を襲いに来たのには失笑しか無かった。つーか1年で出てこれるんだ。しかも最後現実なのか妄想なのかアヤフヤな感じで終わったし。
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