レビュー
【何でも“アリ”のカオスアクション】 体を瞬時に縮小&巨大化、自由に飛び回り、車やビルまで縮小化させるカオスなワクワク感!体を自在に消す敵との当たらない無限ループバトルも、もはやアントマンだけに何でも“アリ”! ◆概要 MCU「アントマン」シリーズ第2作。監督は続投のペイトン・リード。出演はポール・ラッド、エバンジェリン・リリー、マイケル・ダグラスらが続投するほか、「オリエント急行殺人事件」ミシェル・ファイファーの名も。 ◆ストーリー 体長1.5センチまで伸縮自在なアントマンとワスプの前に、すべてをすり抜ける能力を持つゴーストが現れ、アントマン誕生の鍵を握る研究所が狙われる。物語は人や車、ビルなど全てのサイズが自在に変わる“何でもアリ”の大騒動に!アントマンとワスプは“秘密”を守り切れるのか? ◆以下感想少しネタバレ◆ なんと言っても痛快なアクションのオリジナリティ!体のサイズを瞬時に変え攻撃を避ける、物を逆に巨大化させて飛び道具にする、時には自分も巨大化する、この映画でしか見られない変幻自在のアクションが見もの。 なんであれだけ銃で撃たれて当たらないんだろうと思う映画は多いけど、この映画のように集中砲火をダウンサイズですり抜けるのにはとても説得力がある笑。また、何でもすり抜けてしまうゴーストとワスプのカーアクションは、どちらの攻撃も効かない無限ループに、巨大化したアントマンがなぎ倒す予測不可能でこの映画の1番の見どころ。キティちゃんのペッツキャンディがバイクをぶっ倒す発想も素晴らしい!通して、アントマンだけに、まさに何でも“アリ”、これほど見る側をワクワクさせるアクション映画も中々無いと思う。 コメディ要素もふんだん。ルイスを筆頭に、警備会社のどこか抜けている仲間達や、生真面目だけどスコットのトランプマジックを羨むFBI捜査官笑。こと、“自白剤”でルイスが要点のない自白をまくしたてるシーンには笑った!そしてラストのバーチと自白剤のくだりも笑。笑いがふんだんで本当に見やすい。 マーベルものらしく、エンドロール後まで観客を楽しませてくれるし、映画冒頭でその事を告げるのも丁寧でいいと思う。 ただ残念だったのは… ◆がっつりネタバレ◆ ストーリーの強引さや雑さがちらほら。ジャネットがゴーストを治癒してしまう説明が足りてないし、ところどころ“今小さくなればいいのに”と思うシーンも。そして、ラストのワスプ達が消えてしまうシーン。これはマーベルファンにはたまらない描写ではあるものの、アベンジャーズを見てないと意味が分からない訳で、マーベル初心者にはとても不親切なものだと思う。初見の人にも丁寧な映画であってほしい。 いずれにしても、この映画のアクションのオリジナリティには拍手!また次回作なりMCUなりでその痛快さを爆発させてほしい。
いいね 19コメント 0


    • 出典
    • サービス利用規約
    • プライバシーポリシー
    • 会社案内
    • © 2024 by WATCHA, Inc. All rights reserved.