レビュー
しじらみ

しじらみ

5 years ago

4.0


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マウス・オブ・マッドネス

映画 ・ 1995

平均 3.3

煙草というアイテムで過去と現在を繋ぐことで手続きの映画であることを宣言する。『マウス・オブ・マッドネス』の広告を剥がすという行為の先に見える警官の暴力は創造主自らの顔面引っ剥がしマジックへ。最も重要な手続きは勿論真っ暗闇のドライブ。すれ違う子供が乗った自転車、風車、今度はキモい婆ァが乗った自転車、雲の上を走っているような浮遊感。トンネルを抜けるとそこを駆ける子供達に覚える違和感。ビューティフル・ドリーマー的悪夢描写にはサム・ニールの若干諦めたような佇まいから不安や恐怖よりも陽性の空気が感じられて楽しい。映画館で自分の辿った物語を作品として堪能する高揚感も最高。