
ヒロキ
9 years ago

ペーパー・ ムーン
平均 3.8
完璧な映画。100分の時間の中に無駄だと思うシーンが一切無く、本当に丁寧に作られていると感じた。 詐欺師の男モーゼと、母親を亡くした少女アディの旅を描くロードムービー。基本的にモーゼはアディを可愛がることは一切無いが、かといって決して見捨てはしなかったり、ホテルでは自然とベッドを譲っているといった気遣いがあったり、子供に接する大人の姿勢がとても微笑ましく感じた。 アディの方は大人顔負けの頭の回転の速さでモーゼを言いくるめたり詐欺の手助けをしたりするが、時おり見せる子供らしさが非常に良く表現されているように感じる。 そんな2人の馴れ合わない、親子とも相棒とも違う微妙な距離感の関係性が素晴らしい。 基本的に子供が活躍するような映画は好きになれないが、このテータム・オニール演じるアディには何故か不思議と好感が持てる。 全編モノクロであったり、大昔の映画のような演出であったり、良く計算されていて何度も見たくなる。