レビュー
やすだいさむ

やすだいさむ

3 years ago

3.0


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地球の静止する日

映画 ・ 1951

平均 3.2

 1951年のアメリカSF映画。 二十一世紀の現代では娯楽的な価値は低い のだろうが……歴史的な価値がある。  ジャンルは人類と宇宙人の遭遇 するファーストコンタクトもの。  物語は地球に来た宇宙人の視点で すすむ。  宇宙人は正体を隠してアメリカ社会に 旅行者としてまぎれこんで、生活を共にする。  これは視聴者は宇宙人だと知っているが 登場人物はまだ誰も宇宙人だとは知らない という秘密があり、魅力的な部分だ。  いつ正体がばれるのか……と ヒヤヒヤ感を楽しむのだろう。  だが、主人公が地球に来た目的は わからないまま物語が進む。    人間の代表を集めて伝えたいことがあるが、 内容は秘密という状態だ。  最後まで見ると、それが判明する。  この映画に出てくるロボットは天空の城 ラピュタに出てくるロボット兵の元ネタ だろうと思った。  また、後半の展開は……ETの元ネタと 思われる部分もある。  宇宙人は人類を超越した神?……とか もしくは、キリスト的な存在として描かれて いる気がした。  この映画がつくられた1951年は二次 大戦が終わったものの米ソ冷戦が始まって いる時代。  核戦争の危機を人類が感じ始めたあたり の時代につくられた映画だ。  なので、テーマもそういう内容になって いる。     古臭いし、変な部分もあるが、  SFやファンタジー作品に多大なる影響を 与えた古典SF映画としては今でも価値がある と自分は思った。