レビュー
原因不明の現象で人々は屋外に出る事でパニック発作が起きて死に至ってしまうという世界。 その特異な状況で人が「生きる」という事を描いていると作品だと感じた。人が「生きる」上で様々な不安や葛藤が付き纏ってくる。外に出るという事は正に「生きる」と言う事で先の見えない不安に圧し潰されそうになってしまうのだと思う。最後の印象的なシーンがそれで、よろけながら、歯を食いしばって生きていくのが人なのだ。そして、生き抜き次の世代に生命を繋げて見送っていく。 そういう人間讃歌の作品なんだと思う。
このレビューにはネタバレが含まれています
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