レビュー
瞽女さんの話である。目の見えない女性が三味線を引き唄を歌い各地を回るのが瞽女さんである。この作品の主人公は目が見えない我が子の先行きを案じオニとなって我が子を躾ける(哀しい)母に育てられる(母の真意が理解出来ず母が亡くなった時にも悲しまなかった)。ただ、可愛い幼い弟子を躾ける時に母と同じことをしておりそこで初めて母の恩を知るシーンがある泣かされる。実在の人物の話で幼い頃のシーンでは子役がいじらしくグッとくる。長じては意地悪な同輩に妬まれ酷い目に遭わされ子供が産めない身体にされる(具体的には描かれていない)シーンではおんなの嫉妬の怖さを思い知らされた。意地悪な同輩は自分が好きな男が主人公を好いた事に腹を立ててそんな行為を行う。この映画には新潟県がバックアップしおそらく新潟県に関係のある人達が出演しているようである。小林幸子はそう思って観れば小林幸子であるが冒頭で出て来るので私は認識出来なかった。重い話ではあるが基本的に明るい作りになっており良い映画だった。
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