レビュー
ダニーダン

ダニーダン

3 years ago

4.0


content

死刑にいたる病

映画 ・ 2022

平均 3.3

2022年白石和彌監督128分「死刑にいたる病」   阿部サダヲ 岡田健史 岩田剛典 宮崎優 中山美穂   白石和彌監督作品といえば 血みどろ協奏曲 グログロ殺人鬼を撮らしたら 邦画界では 左に出るものはいないかというイメージが個人的に定着しつつありましたが、、  本作もそーいう側面では観るものの期待は裏切らないかもしれない しかし過去の白石和彌監督作 「凶悪」の冷酷無比殺戮の狂気を繰り返す 主人公 そして 「日本で一番悪い奴ら」「孤狼の血」の超バイオレンスとは また 違った本編主人公の殺人鬼の内面をじっくり 丁寧に炙り出していきながらその過程と現在に至る描き方は秀逸だと思います  物語は少年少女たちを6年足らずで次々と冷酷無比に殺して行く連続殺人鬼 阿部サダヲ と すでに起訴され収監中の阿部サダヲから 1通の手紙をもらい その事から奇妙な関係で結ばれていく 日々鬱屈した日常を送っていた 大学生の岡田健史「現在の芸名 水上恒司」 この岡田健史さん がこれまたなかなかの 令和の音楽🎶シーンの若頭( ͡° ͜ʖ ͡°) 藤井風か!スタイルも顔もいいけど 全編小さい声で 抑えた演技が 未来の原田芳雄さんを思わせます! 個人的には 大変魅力的な良い俳優さんです!  もちろん( ͡° ͜ʖ ͡°)阿部サダヲさんの猟奇連続殺人鬼の役も 50歳を超えてもベビーフェイスながらその 演技力の高さは観るものを 震わせます 全編通して ほぼほぼ 岡田健史さんの静かな熱演が続きますが、、母親役の中山美穂さんは まだ岡田健史さんの母役には ちとちと早いかと思いながらも サイコパスな 阿部サダヲさんがなぜ 日常は人のいいパン屋の店主を営みながら ここまでサイコパスの頂上を極めた残忍残虐な罪を犯し続けていったのか、、その理由も阿部サダヲさんの幼少期の複雑で 親の愛情を全くかけてもらえなかった どころか親からの執拗な虐待と劣悪な家庭環境等々、、生まれながらにしてその歪んだ人格形成になった理由も本編では説明されますが それにしても 世の中劣悪な家庭環境で親からの虐待を受けて育った人はたくさんいます、、幼少期そういう環境下で育ったからといっても、みながサイコパスになるわけでは毛頭ありません、、、 しかしそれにしてもこの犯人役阿部サダヲは死刑判決を受けてなお拘置所の中からまだその 幼少期からつちかった サイコパスな精神は成長し続けるどころか 外の人間の心をも操ろうとする そのIQを1㎝でも人道的なことに使えたら、、、と思いながら 岡田健史さんに感情移入してしまう私も阿部サダヲさんの餌食になる人間なのでしょう、、白石和彌監督演出恐るべし (゚∀゚) 本編後半〜は 拘置所での阿部サダヲと 面会に足を運ぶ岡田健史さんとの掛け合いは もう「羊たちの沈黙」の レクター教授とクラリスを 重ねずにはいられないのは 私だけでしょうか、(*⁰▿⁰*) 何故 暗く辛抱強く鬱屈した日常を送る大学生岡田健史さんが阿部サダヲに魅了されていき 阿部サダヲの 言いなりなっていくか、、 本編を最後まで観ていくうちに 少しずつ解っていきます、、最後の最後では その一線を越えるか超えないかの違いで 岡田健史さんと殺人鬼阿部サダヲさんの本質の違いがわかるのですが、、、╰(*´︶`*) 岡田健史さんに想いを寄せる幼なじみ役の宮崎優さんも 要所要所で 良い味だしております 幼少期 阿部サダヲさんにオモチャのように痛ぶられた 岩田剛典さんも なかなかにやってはいますが、、森田剛さんになるには まだまだ遠いようで、、、残念ですが、、 主演の岡田健史さんには今後 「羊たちの沈黙」のジョディフォスター超えを大いに期待させて頂き、最後の最後まで 目が離せない 一級品のサスペンスと大罪を犯す者の心理描写 それに関わる人たちの心の移り変わりなど ラストのラストまで ビックリ仰天あんことからそんなことまで的な、(°▽°)個人的には 白石和彌監督に いい意味で裏切られた 良き本編でした!(о´∀`о) 次回作 また リリーフランキーさんと ピエール瀧さん 起用で 観てみたいものです。。。