レビュー
2021/3/27 1年前だったらこの高評価は付けてなかったな~。 リーマンショックの余波で家と職を失った未亡人が、車上生活を送る放浪の民《ノマド》となり、日雇い労働をして食いつなぐ。 まさにドキュメンタリーとフィクションのハイブリッド。主演のフランシス・マクドーマンドともう1人だけが役者で、それ以外は役名=本名というエンドロールにビックリ。 ◆ 会社や地域や特定の他人に縛られない生き方。持つ豊かさよりは、持たない自由。こういう価値観って、コロナ渦で半ば強引にかなり進んだことで、今この時代では響く人が多いのでは?でも当然、自由な生き方には代償もある。 月並みな言葉だけど、地球の大きさを感じるアメリカの圧倒的な自然。時に過酷な環境下で、『スリー・ビルボード』では観れなかったようなフランシス・マクドーマンドの、少し淋しいような、優しい笑顔が際立ってました。 ◆ 心に残ったセリフは『ホームは心の中にある』『ホームレスじゃなくて、ハウスレス。別物よ』。 @グランドシネマサンシャイン
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