レビュー
にしにし

にしにし

9 years ago

4.0


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スウィート17モンスター

映画 ・ 2016

平均 3.5

今年観た映画で一番笑いました。色々とこじらせた主人公の"やらかし"のたびに、劇場内もかなり湧いてました。 最初は、それでも僕の青春時代よりマシだよ、なんて思いながら観てたんだけど、唯一の親友が兄とか姉の恋人なんて、ホント地獄なのね。最初は、いやいやそりゃないよ〜って思ってるのが、いつしか主人公にどっぷり感情移入して、心がジクジク。主人公のヘイリー・スタインフェルトの"ちょうどいい"感も、ちょうどいい。 青春は時に惨めで愚かで、もがいてあがいて苦しくって、空回りして、自意識が色々香ばしくって、でも、もがきもしない青春よりもずっとずっと美しくて素敵なものだと、いつの日か気づく時がくるのさ〜by H2O。主人公が自転車立ち漕ぎになる瞬間の輝かしさが、その証。 主人公だけじゃなく、母親、兄、親友もそれぞれ懸命に悩みながら生きてるのが、この映画の深み。とても愛らしく、見返すことになるだろう映画です。 あ、ウディ・ハレルソンが教師役で主人公を絶妙な距離感で支えるんですが、珍しく悪くない人、いや、いい人で、味わい深い表情を見せるのがとてもいいですよ。 製作は、贔屓の監督でもあるジェームズ・L・ブルックス。こういう中規模のバジェットで良質なドラマをしっかりと送り出せる映画人がいるアメリカ映画の懐の深さが、羨ましく思っちゃいます。