レビュー
horahuki

horahuki

7 years ago

4.0


ミイラの幽霊

映画 ・ 1959

平均 3.3

色濃く感じるのは植民地主義的発想というか、侵略国と被侵略国の思想の違い。自国の遺産である王たちの墓を暴こうとするイギリスはエジプトにとっては侵略国であり、今回のカリスたんの復讐は、言い換えれば被侵略国であるエジプトのイギリスに対する復讐。それをイギリスの映画製作会社が作るという構造が面白い。イギリスvsエジプトを思わせるようなジョンバニングvs神官アトキルの舌戦は両国のお互いに対する価値観を代弁しているかのよう。こんなん見せられたら尚更カリスたん応援しちゃうわ!宗教等の精神的活動を無慈悲な暴力がねじ伏せるという構図は本当に辛い…。 そんで今回のカリスたんは超強い!&カッコイイ!中身がクリストファーリーなんで、高身長でスラッとした体型。作中では3メートルとか言われてます(笑)途中で訂正してたけどね。首を掴んで握り潰したり、猟銃で何度もぶち抜かれて少しだけ怯みつつも前進し続ける姿だったり、槍が腹を貫いても敵を殺そうと動き続ける姿は、後のJ先生(6以降)だったりターミネーターを思わせる力強さと威圧感。ちなみにラストは『ターミネーター2』です。これ絶対ジェームズキャメロンに影響与えてるよ!「ターミネーターとJ先生の元ネタはカリスたん説」を提唱したいと思います(笑) 記念すべき初のミイラ映画である『ミイラ再生』のリメイクと言われている本作ですが、実際に見てみると『ミイラ再生』の面影は確かに感じるものの、『ミイラの復活』〜『ミイラの呪い』まで続くカリスたんシリーズをうまく繋ぎ合わせた内容となっているように思います。大筋は『ミイラの墓場』で、カリスたんの復活は『ミイラ再生』と『ミイラの呪い』、クライマックスは『執念のミイラ』、主役等のキャラクター的には『ミイラの復活』という感じ。