レビュー
ストーリー自体は大したこと無いし、どんでん返しがあるわけでもない。恐らく、凡庸な監督が撮ったら、極めて退屈な作品になってしまったであろう映画だが、そこはクローネンバーグ・・、流石に見せるな~と思ってしまった。 まず、「ナイフ」が凄い。極めてリアルに撮られたナイフでの暴力シーンが、いつまでも胃に残る。 「タトゥー」も凄い。男の体に刻まれた勲章であるのであろうが、何かサイボーグに施されたような無機的なデザインに、異形のものを見てしまったという変な罪の意識を感じさせる。 とにかく、クローネンバーグの映画そのものであり、そこのところを予備知識として持っていないと、へヴィなシーンに吐き気を催してしまうかも・・・。
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