レビュー
プライムビデオ 爪先から頭まで圧倒される感覚。こういう感覚を味わう為に映画を観ているのかも。 人生における罪や不条理のかたまりが、加工感の少ない撮影によって生乾きの存在感で肌に張り付いて来る。 金属加工場に満たされる緊張感と高音弦の擦れる音が印象的な劇伴。印象的なカット割り。赤色。 湿り気を帯びた鋭い包丁の切っ先の様な演出が身に刺さる。 一発でこの監督のファンになった。 罪を抱えながら生にしがみつき続けるか、ただ摘まれるままでいるか、猿か猫か。
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