レビュー
村上春樹の短編をヒントに描かれた謎めいた物語。大メタファー祭りです。 貧しく未来に希望を持てない、作家志望のジョンスと 旅行とパントマイムが趣味の、感受性豊かなヘミと 裕福な生活を送る謎多きベン パントマイムや姿を現さない猫、覚えていない思い出話と実態の見えない[何か]のメタファーにあふれています。 そして、[ビニールハウスを燃やす]とは何を意味する言葉だったか… 映画は想像させるだけですが、はっきりと見せないだけに不気味さが増します。 韓国社会の暗部でもあり、人間の心に燻る激情でもあり、と観る人によって解釈を楽しめる作風でした。
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